てぃーだブログ › 南の島の「仕事」を考える › 2005年07月

たかがバイト、されどバイト

先日、某チェーン店のカフェに行きました。そこで接客をしているのは、バイト生が3、4名ほど。私はあるレポートを書き上げるために2時間以上も居座ってしまったのですが、その間、私の隣の席に他の人が座ることはありませんでした。

ピーク時でもなかったからでしょうか。バイト生が交代でそのテーブルを拭きに来ます。15分間隔で。つまり、私がその子達を目にしたのが、8回ほど。おそらく、手が空いたら各自テーブルを周れ、というのがマニュアルに書かれていると思います。またはマネージャーの指示なんでしょうね。

でもテーブルって、そんなに汚れるものでしょうか。2時間の間に8回も拭かないといけないほど。

一生懸命に働いている彼女たちには大変申し訳ないのですが、正直、私は「これはテーブルを拭いているというよりも、濡らしているだけだな」と思ってしまいました。彼女達のうち誰か一人でも、テーブルについたシミをこすったり、あるいは椅子を拭いたりすれば、私の印象は違ったものになったかもしれません。


別のレストランでの出来事ですが、その日、胃の調子があまり良くなかった私は、注文したパスタを少し残してしまいました。すると、お皿を下げに来たバイト生の男性が、

「お口に合いませんでしたか」

と私に尋ねたのです。私は、これは自分の胃のせいだと言うと、

「あっさりとした風味がご希望でしたら、次回からはこれもおすすめですよ」

と教えてくれました。

彼の店もチェーン店なので、「できるだけお客と話すように」というマニュアルがあり、彼はそれを実行しただけかもしれません。冒頭に出てきた彼女達も、素直に「雇われる立場」という義務を果たしただけのことかもしれません。

でも、私が気持ちよく店を後にしたところは、もちろん後者のレストランのほうです。そして次回は、彼が勧めてくれたパスタを注文するために、足を運ぼうと思っています。  

2005年07月27日at 19:09 │Posted by かつみ │Comments(14)コラム

ウォーターバイオレット (太陽法・12)

今日ご紹介するのは、ウォーターバイオレット。

その名が示すように、水辺に咲く花です。その花の形は小さめで、薄紫色の花びらからは、どことなくデリケートなイメージを感じ取ることができます。

しかし、私の感覚から言うと、実際にウォーターバイオレットを必要とする人は、芯がしっかりしているタイプです。

白のYシャツが似合いそうな気高い人。知性も教養もあるので、職場や学校などで一目置かれているのですが、熱いエネルギーを人に放出するような(そして相手にもそれを求めるような)リーダータイプとは、まったく異なる人です。  
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夢のために積み上げる

夢を叶えるための「逆算法」ってありますよね。
例えば5年後には会社を興したいから、今年できることは、これ、みたいな。

以前は私もそうしていました。ノートに書いたり、携帯のメモ機能に言葉を保存したりして。
実際、書いたことで叶った夢は8割強なので、この方法の勝算(?)は高いと思います。

そして最近、とてもとても大切にしたい夢に私は出会ったのですが。

なぜかそれを、いわばアメリカ式の逆算法で叶えることに気が乗らなくなってきたのです。
もちろん叶えば結果的に良いのだろうけど、そのプロセスにどうも抵抗を感じてしまう。

そこで、ちょっとヴァージョンを変えてみようかなと思い、

「この夢のために、今日の私がしたこと」

と自分の小さな行動を書きとめてみることにしました。
(本当に小さなことですよ。誰々さんに電話をしてみた、とか)

ま、これもある種の逆算法ですけど、何となく目線が違うような気がして、
書いているだけで不思議と落ち着くのです。

今までなぜか、夢って猪突猛進型にならないと追いかけていけない、
と勝手に思い込んでいましたし、
私の願いの中でも、ゴールに向ってダッシュしないと叶わないものもあります。

だから夢に向って歩いていく方法も、それぞれに合った方法があるのかもしれません。

私は当分の間、夢のためにレンガを積み上げることを楽しみたいなと思っています。  

2005年07月17日at 09:59 │Posted by かつみ │Comments(16)つぶやき

田坂広志さんの講演会 最終回

いきなり結論めいたことを書いてしまいますが、やはり講演会における講師と聴衆の間柄にも、「需要と供給」が大事ではないでしょうか。

私は今回の田坂広志さんの講演に参加して、それを確信しました。

どんなに田坂さんが短い時間で、「知識社会で活躍する人材の条件」を、様々なキーワード(「資格ブームの落とし穴」「職業的な智恵の習得」「人間力」「自己投資の目に見えないリターン」等々)で熱く語られても、聴く側にそれを受けとめるだけの「エネルギー」がないと、ただの知識として頭の中を素通りするだけかもしれません。

前回も書いたように、田坂さんは講演で「集中力」という贈り物を与えてくれました。私は一時間、集中していたつもりでしたが、はたして本当にそれが「集中力」だったのだろうか、それともただ緊張していただけだったのか、と思わず自問自答してしまいました。

手元には当日の講演の資料があります。ありがたいことにチェックボックスも付いています。これを読めば、いつでも講演会のことが簡単に思い出せますし、田坂さんが話されたことは著作と重なっていますので、より一層の理解を求めるのならば、また本に戻ればいいわけです。

ただ、もちろん田坂さんも何度もその著作で語っていますが、いかに素晴らしい講演を聴いたからと言っても、私が自分の仕事にそれを生かすことができなければ、講演会にわざわざ足を運んだ意味がありません。またそうしなくては、田坂広志さんの講演という需要に対して(私は今回の講演に関しては講演側が「需要」だと考えています)、私がそれを供給することができないのです。


「時間は不平等ですよ」


今回の講演で一番私の心に響いた言葉です。


「長さは平等ですけど、密度は不平等です」

「同じ講演または講義でも、ただ聴いている人と、講師から何かを盗み取ってやろうという人では、同じ一時間でもまったく違ったものになります。とにかく不平等なんです」


一時間の講演は私にとって、それはそれは短く過ぎていきました。でも、それは会場の雰囲気とか、初めて拝見した田坂さんの姿に舞い上がっていたせいかもしれません。

7月3日の講演会を振り返って、「あの日、私は誰よりも密度の濃い時間を過ごした」と思えるのは、私の仕事(または生き方)に対する姿勢でしか証明できないのです。そしてその時間の不平等さを嘆く結果にならないよう、自分の仕事と将来をしっかりと見据えていきたいと思っています。そして、いつの日か必ず田坂さんを沖縄に、てぃーだの力で、呼びたいと強く願っています。

「てぃーだに広げよう、田坂広志さんの輪」会長  

2005年07月12日at 19:28 │Posted by かつみ │Comments(6)田坂広志さん

ちょっと横道

田坂広志さんの講演会レポは残りあと一本なのですが、その一本を書くために少し英気を養っております(大げさかなぁ・・・)。少し自分の中に違う空気を入れて、最後のレポを書きますね。

ということで、今日は先日追加したリンクの紹介をば。
本郷毅史さんの花もて語れです。

キャリア関係でもエッセンス関係でもない、純粋な私のお気に入りです。

私が彼のHPをウェブの海で見つけた理由は、ウイリアム・ブレイク&「エルサレム」というキーワードにありました。私はこの「エルサレム」という楽曲に強烈に惹かれているのです。

偶然見つけた本郷さんの文章に、ただならぬものを感じ、思わず「リンク張らせて!」とラブコールを送りました(リンクフリーなんですけどね)。

日常のことをあれこれ書いていても、どことなく異空間の香りが漂っている文。
私はそういう文をまだ書けないので、すごく憧れてしまいます。  

2005年07月10日at 12:39 │Posted by かつみ │Comments(8)コラム

田坂広志さんの講演会 ③

こんにちは。七夕の日は用事で湘南まで出かけていました。沖縄の海とはその様子が違いますが、海の持つ力はやはり絶大です。銀色に光る波に自分の未来を誓ってきた、ひぐらしです。

えっと、田坂さんの講演会の話でしたよね。^^;

講演は一時間だったのですが、「あっ!」と言う間に終わりましたよ。だって、内容てんこ盛りなんですもの。おそらく田坂さんは、講演のテーマをご自分の本に照らし合わせてお話しされるのがスタイルなのでしょう。一冊の本に書かれていることを語られるわけですよ。ただでさえ、内容が濃い田坂本。そして、その行間の意味がとても深い田坂本を、一時間で。

私は以前、この記事でマイ・バイブル、仕事の思想―なぜ我々は働くのかを紹介した際に、「休みの日にでも読んでもらいたい」と書いたのですが、それはこの本をゆっくり味わっていただきたかったからなんです。一つ一つの言葉をご自分の体験に照らし合わせながら。

でも講演ではそんな悠長なことは言っていられない。真剣勝負なんですよ。田坂さんも真剣、私たちも真剣。ずっとピンと張った空気が会場に流れていました。

そして田坂さんがおっしゃったんです。


「私が皆さんに与えられるのは、『集中力』なんです」


それまで田坂さんはこれから世の中がどう変化していくか、志(こころざし)と野心は何が違うのか、というような話をされていました。私はただ頷くばかりでしたが、その「集中力」という言葉を聴いた時、実際に自分が集中していたので、「これこそが講演会に来る価値なんだ!」、と愕然となりました。

本から得られることをただ聴きたいのであれば、おそらく本を買う(あるいはウェブで音声を聴く)だけでいいと思います。しかし田坂さんは聴講している相手に「集中力」という贈り物を与えている。そしてそれを私たちはしっかり受け取っている。も~、私はこの時点で鳥肌でしたよ、ほんとに。

あ~、本当に沖縄に呼びたい!!


もう少し、続けたいと思います。頑張りますっ。  

2005年07月07日at 19:51 │Posted by かつみ │Comments(12)田坂広志さん

田坂広志さんの講演会 ②

普段、ブログの連日投稿をしない(というよりもできない)私ですが、「田坂さんの輪@てぃーだ」の会長としては、やはり先日の講演の内容を皆様にお伝えする任務がありますので、頑張りますっ。

目の前に田坂さんが現れて、マイクを片手に講演をし始める前まで、私はどうやら自分が勝手な思い込みの持ち主だったということに気づきました。というのは、著作のイメージや写真などで、きっとこの方は俳優の津嘉山正種さんのような低い声でゆっくり語り、その雰囲気で私は癒されるに違いないと思っていたわけです(ま、プレ大学院講座に「癒し」を求めてやって来ること自体、そもそも間違っているんですけど)。

すると、私の妄想、いや想像は見事に打ち砕かれました。

意外に早口だったんですよ、田坂さんは。
そして、そのほとばしるエネルギーがとても熱かったんです。

これは良い意味での裏切りでしたね、私にとって。あ~、だからこの人は、「企画力」も「営業力」も書けるんだと、田坂さんのプロフィールをまったく無視した感想を抱いてしまいました。

もう、そこから田坂ワールド、まっしぐらです。私は講演会などではあまりメモを取らないのですが、今回は気を入れて、一言も逃さないつもりでノートに色々なぐり書きをしていました。

すると、田坂さんが、

「職業的な経験が浅い方は、ただ話を聴いて言葉でメモを取り、知識として頭に入れようとする」

とおっしゃったのです。がーん・・・。

「優れた受講生とは、たとえば自分にとって大切な話を聴いたとき、腕を組んで天井を見上げる方です」

それを聴いたからといって、いきなり天井を見上げるわけにもいかず、ただその言葉にぼーぜんとなった人が私を含め何人もいたのでしょう、

「あ、でもメモを取るのが、悪いと言っているわけじゃないですよ(苦笑)」

とご自分でフォローされていました。^^

でも、それを聴いた時に私は田坂さんが何を言わんとするか、わかるような気がしました。

つまり、メモを取るという行為を続けていると、その講演の間に、講師の言葉をこれまでの自分に照らし合わせるということは難しいです。左脳だけが働くような。でも、それだけでは知識、つまり言語で表現されるものしか溜め込めません。田坂さんのような深いメッセージ性を持った話は、やはり心(ハート)で受けとめ、そしてそれを自分の智恵にしていく価値があると思います。

それでもケチな私は引き続きメモを取るつもりでしたが、途中で断念。あまりの内容の濃さと、そのスピーディーな話の展開に私の頭脳がついていけなくなったのです。

後日に続きます。  

2005年07月05日at 21:22 │Posted by かつみ │Comments(8)田坂広志さん

田坂広志さんの講演へ行って来ました ①

も~、何から語ればいいのか、というくらい興奮が冷めていない、ひぐらしです。

普段ひどい遅刻魔の私なんですけど(飛行機逃した経験アリ)、さすがに生田坂さんを初めて体験するということで、「てぃーだに広げよう、田坂さんの輪」の会長モード(?)にスイッチが入り、電車のダイヤもちゃあんと調べて会場に到着。

場所は多摩大学品川キャンパス。キャンパスというよりも、品川駅に隣接している品川インターシティの27階だったので、まずその場所に驚き。おしゃれな高層ビルでした。

今回は多摩大学大学院の「プレ大学院講座」でしたので、私は勝手に何百人もの受講生が座っている講堂を想像していました。でも、案内された部屋は、「え、ここ待合室ですか?」と思わず係の人に尋ねてしまったくらい小さくて。そう、受講者はたったの50人だったんです。おかげで最前列を確保することができました。^^

コーディネイターの方(かなり頭の切れる人)の挨拶もそこそこに、田坂さんの講演が始まりました。テーマは「知的プロフェッショナルの心得」。私はせっかくその差2mという場所に座れたこともあり、これを機会に、「私と、副会長と、そして会員番号001のめぐみさん、そしてこれから増えるであろう、田坂ファン@てぃーだの力であなたを沖縄に呼べますように・・・」と念を送るつもりでしたが、

あまりの講演の内容の濃さに、その使命さえ忘れてしまいました・・・・。


とても一つの記事には収めきれませんので、次回に続きます。
  

2005年07月04日at 10:37 │Posted by かつみ │Comments(8)田坂広志さん