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「仕事ノート」 ④ 

「卒業しない課題は、追いかけてくる」

この言葉は、前々回のコラムで紹介した田坂広志さんの著書、なぜ、時間を生かせないのか―かけがえのない「人生の時間」に処する十の心得から引用したものです。

実は私、この言葉どおりのことを現在体験しています。プライベートなことなので、内容を書く事はできませんが、人生における課題というのは、たとえ場所が変わっても、相手が変わっても、そして逃げれば逃げるほど、追いかけてくるのです。そして、そのことは仕事に関することでも同様です。

田坂さんはその例として、相性が悪い上司に辟易して転職しても、新しい職場で似たようなタイプの人に出会ってしまう、というようなことを挙げています。転職を繰り返す人、いわゆるジョブ・ホッパーに「辞め癖」が付いてしまうというのも、こういう課題にきちんと向き合っていないからなのかもしれません。

それではいかにその課題と卒業するのでしょうか。

もちろん、本にはその答えが書かれています。でも、私がここで言いたいことは、まずは課題そのものに気づこうということです。気づくことなしに、向き合うこともできないし、卒業なんてあまりにもハードルが高すぎます。

私も何度か転職を体験しました。そのたびに、待遇も良くなったし、給与も増えました。ですから、私の中で、転職=ハッピー、という図式は出来上がっていたのです。でも、ある時、そのハッピーであるはずの勤務先で、ストレスに見舞われてしまいました。そして、「一体全体、いつもどんな理由で転職を考えていたんだろう」という疑問が頭をよぎったのです。

それから自分の日記を読み返してみました。ある意味、過去の棚卸しです。日記を読む前は、きっと「わずらわしい人間関係によるストレス」が原因だろうなと思っていたのですが(実際、わずらわしかった)、そこに多く書かれていたのは、「単純な仕事に対する嫌悪感」でした。

このように、自分が仕事を変えたくなったとき、まずそれがどういう理由によるものなのか、一度「仕事ノート」に書き留めてみませんか。いつか同じ場面に遭遇したときに、すぐに「課題」に気づくことができると思います。乗り越えるのは、それからです。

もちろんそういうことを意識しなくても、転職は可能です。しかし、その課題があなたにとって「卒業すべき課題」だとしたら、それは田坂さんがおっしゃるように、「追いかけてきます」。  

2005年06月28日at 20:14 │Posted by かつみ │Comments(4)仕事ノート

「仕事ノート」 ③

リンク先にもあります、luckymanさんのブログ、沖縄の求人情報を本音で語るの最新記事に、県内最大のコールセンターが来月3月にオープンと書かれています。これは沖縄県で仕事を探している人にとっては朗報ですね!特にコールセンターというのは、他の職種に比べて採用年齢の幅が広いので、我こそはと思う方々には是非チャレンジしてもらいたいです。

琉球新報の記事によりますと、新卒を20-30人採用していくとありますが、パートや契約社員はそれを上回る採用があるでしょうね。ということは、沢山の人がコールセンターに募集をしてくるのは、簡単に想像できます。今から色々準備をしておいたほうがいいかもしれません。

そこで、「仕事ノート」ですよ!さあ、何を書きましょうか。「仕事ノート②」の記事で、「自分は何が好きか」ということを記入してほしいと書きましたが、具体的に受けたい会社・職種がわかっているときは、まず想定できる仕事内容を書いてもらいたいです。そして本当にその仕事に自分が向いているのかどうか、それを見ながら考えてほしいです。

そして、同じ年齢、同じ環境、同じ経験を持った人(まあライバルですね)が応募してくると考えて、その人たちと比べて、自分の何が勝っているのだろうかということを、「仕事ノート」に書いてほしいです。

よく「あの人は経験があるから、受かったんだ」と不採用通知を受け取った人が呟いているのを耳にします。それはそれで一理あるのですが、簡単にそれで納得してしまうと、経験の無い人はいつまでたっても壁を越えることが出来ません。

経験が無いなら、無いなりに、自分だけが持っている魅力を考えて、文字として記録に残してみてください。そこから何かが変わってくると思います。  

2005年04月22日at 13:47 │Posted by かつみ │Comments(7)仕事ノート

「仕事ノート」 ②

暖かくなりましたね。私が住んでいる街は、花粉が例年の65倍飛んでいるらしく、花粉症ではない私も目が痒くなったり、頭がぼ~っとしてしまいます。

今日は「仕事ノート」について、何を書き込むかをお伝えしたいと思います。

私は常々、就職というのは「自分を知ること」、そして「相手を知ること」だと考えています。この場合、相手というのはもちろん就職先なのですが、もう少し定義を広げて、就職したい業界と置き換えても良いでしょう。

この「自分を知る」というのは、仕事に限らず一生を通してのテーマになるかもしれませんが、とりあえず「仕事ノート」に書き込む項目としては、自分は何が好きかということを第一に挙げたいと思います。

この場合、もちろん趣味などを細かく連ねてもいいのですが、とりあえず、仕事をするにあたって、対「人」が好きなのか、それとも対「物」なのかを考えてみましょう。簡単に言うと、サービス業は対「人」ですよね。エンジニアなどは、対「物」でしょう。ただ数字(=物)を扱う経理の仕事も、働いている会社の規模などを考えると、対「人」とも言えますが、一番最初に向き合うものが何かというように考えてみると、分かりやすいかもしれません。

私の場合は物:人の割合が7:3くらいが、自分には合っているなと最近(笑)気づきました。ここに至るまでには勘違いや妥協がかなりありました。それに好きでもない仕事でも一心不乱にこなしているとき(=肩に力が入っているとき)って、なかなか素直な自分に戻れないんですよ。「そんなこと言っても、今、この仕事辞めるわけにはいかないでしょっ!」という具合に。

でも「仕事ノート」は、必ずしも就職や面接のときにだけ役に立つものではありません。もし現在、「人」と関わる仕事をしていて、「どうも自分は人相手の仕事は合わないのでは」と思うのであれば、今までの自分を振り返って、「物」と接してきたときにどう反応したかを思い出してほしいのです。

もしそこに「物」に対しての思いがあれば、今の自分の生活に「物」と向き合う時間を増やすことによって、バランスが取れるかもしれません。でもやっぱり「人」が好きだとすると、働いている環境や条件などに自分とは合わない部分がある、という可能性が見えてきます。その判断が次へのステップになると思います。  

2005年04月11日at 09:58 │Posted by かつみ │Comments(3)仕事ノート

「仕事ノート」を作ろう! ①

私は時々、都内の就職フェアで学生の相談を受けます。時間が僅か20分内と決まっているのですが、その間にも、「あ、この人はすんなり就職が決まるだろうな」と感じさせる学生がいます。

彼らの共通点としては、目力(めぢから)があったり、自分の意見をはっきり持っているということです。どこか個性的な趣味を持っていたり、大学以外での活動も盛んに行なっています。

しかし、会社が求めているのは、彼らのような学生だけではありません。多少口下手であっても、日々の業務をこなす人。個性には欠けるけれど、同僚たちと上手くやっていけそうな人。とにかくフットワークが軽い人、などなど。採用側が求めているタイプというのは、千差万別です。

ただ、仮に自分が求められるタイプだったとしても、面接の場で自分の等身大の良さを発揮することが出来なければ、内定を得ることは難しいと思います。仮に採用されたとしても、その後が厳しいかもしれません。

そこで私は普段から、就職または転職用のノート、「仕事ノート」を作ることをお薦めしています。今まで意識していなかった自分の長所とかを書き込んでみるのです。市販されている就活本にも、そういうことが記入できるものがあるので、それを利用してもよいでしょう。

とにかく、一度文字に落としてみる。そこから新しく見えるものがあると思います。  

2005年03月30日at 21:36 │Posted by かつみ │Comments(4)仕事ノート